7月ワークショップレポート

2012/07/30 Mon

インプロinカフェコモンズ第72回「察する・委ねる」を、
7月22日(日)に開催しました。

年2回、実施しているこの「察する・委ねる」というテーマでのワークは、
言葉を使わない即興表現が中心です。

喋らずに、動きで伝える
相手のアイデアを察する
相手に自分の体を委ねる

そんなメニューを展開していきました。
          
今回の参加者は、初参加2名を含む14名(+懇親会から1名)の皆さん。
スタッフは、かわやん、そん、すぅの3名でした。

では、恒例のレポートをお届けいたします。

『 』は実施したメニュー(ゲーム名)
☆は、即興のタイトル(お題)
< >は参加者の皆さんのふり返り(アンケートの回答)
※は、ファシリテーター(すぅ)のコメントやルール説明です。
#は、記録係(かわやん)のコメントやルール説明です。

○第1部【互いの存在を認め合う】
『自己紹介』
☆呼ばれたい名前/今、食べたいもの

<自己紹介って、ホント難しいと思います。
単に名前+握手なら楽ですけど>

#一人一人が自分の自己紹介を行うだけという、
 コモンズでは珍しい始まり方だった。
※2006年当初は、自己紹介から始めていました。
 確かに、とっても久しぶりだったかもしれません。

『わたしあなた・名前Ver』~『同・言葉Ver』(円陣)
<名前が覚えられたので、よかった>

『コール&タッチ』(同)
#混乱を楽しむゲームです。
 ・1人が、誰かの名前を呼ぶ。
 ・呼ばれた人は、自分の両隣以外の人のところまで歩いて行って、肩をタッチする。
 ・肩をタッチされた人は、誰かの名前を呼ぶ。
  その繰り返し。
 タッチする役割、コールする役割が毎回異なり、
 しかも両隣はダメというルールが混乱を招くことになる。
 勝ち抜き戦バージョンで、瞬間瞬間の判断を楽しんだ。

<コール&タッチ、シンプルで楽しい>

<コール&タッチが、ややこしくて、おもしろかったです>

※ルールはシンプルだけど、頭と体は混乱する(ややこしい)、
 そんなゲームですよね。

『ミーティンググリーティング』(歩き回って)

★第1部を通してのふり返り
<前回より、ちょっと緊張感があったかなぁーと感じました。
人数が少なくて、男性が多かったから?>

<他の場所での自己紹介と違って、名前を覚えるのが段違いです>

<それなりに、互いの存在を認め合えたと感じています>

○第2部【察する①】
『グループ連想』(4人組)
#事前に1人4枚ずつ紙を配る。
 お題から連想する言葉を書き、グループ間で見せ合うワーク
☆①「美しい景色」といえば?(4人バラバラの答えを目指す)
☆②「いい匂い」といえば?(4人が一つの答えになることを目指す)
☆③「嬉しくなる音」といえば?(同)
☆④4人で相談して決める。
 (一致させるのかバラバラを目指すのかも、グループで決める)

『ひとりにならないで』(全員で)
#一人一人がタイトルから連想する単語を場に投げかけ、
 同じ単語を連想した人同士が集まっていく。
 自分の好きなものを言うのではなく、
 今回のメンバーの中に一人くらいはいるだろうという単語を連想する。

☆①「白いご飯に乗せるものといえば」
☆②「お味噌汁の具といえば」
☆③「日本の山(富士山、六甲山を除く)といえば」

#人の考えていることは、こんな些細な問いかけでもズレルことに気付く。
 参加者同士の思考を探ること、自分本位ではなく相手に合わせた思考といったように、
 もしかしたらチームビルディングで使ったら面白いかもしれないと思った。

<何の根拠もない直感の方が、下手な考えより当たるということ。
(このプログラムでも)最初に「豆腐」を思いつき、それから「わかめ」にしたら、
「豆腐」のほうが多かった>

『ポーズ回し』(円陣)
#ポーズを真似して、順にまわしていく。
 完全に真似してもズレてくるので、まわしたい部分だけを回す。
 強く真似したい部分は強調してあとは変えてもいい。

『マイムしりとり』(円陣)
#単語を思い浮かべて、体の動きだけで次の人に伝える
 次の人はその単語を推測したうえで、
 しりとりで、次の人に別の単語を(体の動きだけで)伝える
 →その繰り返し
≪例≫「リス」をイメージしてリスのような動作をする。
 次の人は、「リス」の「ス」から始まる単語「スズメ」を表現して伝える。
 前任者から回ってきた単語の動作が、
 自分の思っている単語の動作で解釈され進んでいく。
 「スイング」という単語を伝えるために行った動作が
 「スブリ」と解釈されこともある。
 どちらも同じ動作だけれど単語は異なっている。
 あとで答え合わせをすると、
 勝手なイメージで勝手に単語を作ってしまっていることが、面白かった。

<マイムしりとりが、素直におもしろかったです>

<自分が受け取ったことと、他人が受け取ったことが違っているのに、
つながっていくことがおもしろかった>

<傍で見ていると分かるのに、いざ、自分の番になると分からない。
もう1周くらい、やりたかった>

『ミラー』(2人組)
※一人の動きを、もうひとりが「鏡」になって真似してみる。
#自分は絶対にしない動きを相手がすることで、
 相手を通して自分にはない癖やパターンに気付くことができる。

<ミラーはおもしろかった。
いろんな動きをするのは、本当にとても楽しいです>

『それなあに?』(4人組)
※4人が並んで立ち、隣の人に(順番に)
 事前に打ち合わせて決めておいた「何か」を、無言で手渡す。
 見ているメンバーは、何が手渡されているのかを当てる。
☆グループ①「ウナギ」
 グループ②「聖火」
 グループ③「マッサージチェア」

『場所当て(何見てるの?)』(同)
※今度は、4人が無言で「何か」を見ている。
 いったい何を見ているのかを察するワーク。
☆グループ①「夢」
 グループ②「花火大会」
 グループ③「高校野球」

<4人で協力して、一つの場所をつくり上げていくことが、
全員で、仲間の行動を察してやらなければならないので、
同じイメージの共有が自然とできていて、
同じ文化を生きているんだなあと感じた>

『マイムで場作り』(2グループに分かれて)
#ある場所が設定される。
 それを一人一人がマイムで行い続ける動作を通してどのような場所なのか作り上げていく
 <例・教室>
 一人目がだれもいない教室の黒板に落書きをするマイムをして場から出ていく
 二人目は落書きされた黒板に何かした後、自分の動作を入れる。(窓を開けるマイムでもいい)
 三人目は一人目と二人目の動作をした後、自分の動作をする。
 すべて前の人の動作を反復して自分の動作を行うので、七人いたら七つの動作が生まれる。
☆①「スーパーマーケット」
☆②「公園」

○第3部【察する②】
『アジャジャお願い』(2人組)
#お願いする人とお願いされる側に分かれる
 お願いする人は事前にやってもらいたい動作(例えば「鼻を触る」)を思い浮かべる
 その動作をやってもらうために使える言葉は「アジャジャ」だけ
 お願いされる側は、「アジャジャ」のトーンや強弱から相手の望む動作を察してみる

<察することの難しさを体験できた>

<相手の方が、疲れて降参してしまいました>

#動作も人によって固定されたものがあって、
 普段<鼻を触る>癖がない人だと、
 相手がいくら<鼻を触ってください>というメッセージを込めても、
 たどり着くことは難しい。
 『ミラー』と同じで、自分の気が付かない癖を見つけるのにいいワークである。
 察するというのは相手を気付くことも察するだけど、
 これまで気づいていない自分自身の思い込みに気付くことも
 察することなのかもしれない。
 相手を使って自分のしぐさや癖に気付くこと、
 <人のふり見て我がふり直せ>的な要素があるように思う。

『ワンヴォイス』(2人組)
※2人で1人のキャラクターに扮して、2人が同時に同じ言葉を話す。
☆①カフェコモンズの空間にあるものをレポートする。
 「これは〇〇です」「しかも~~です」
☆②うんちくを語る
 「愛とは」「夏休みとは」「鉛筆とは」
☆③インタビューに答える
 事前に2人で、どういうキャラクターになりたいか相談する
 <例>「ライオン」「総理大臣」「先生」など
 そのキャラクターに成り切って、質問に対してワンヴォイスで答える。

<一体感が味わえた>

<ワンヴォイス、何回やっても楽しい>

★第2部・第3部を通してのふり返り
<相手に、どうやったら「察してもらえるか」の難しさを感じました>

<全員初対面なので、察するというのは、とても難しかったです。
リアクションの大きい人と接した方が、コミュニケーションがとりやすい>

<察するほうも、察してもらうのも、
「伝わらなかった、じゃあ、こうやってみよう」という考え方が出来ました。
察してもらえない時も、繰り返しながらも、罰の方法はないかなと考えられました>

<連想は人によって様々だなと、改めて実感しました>

○第4部【委ねる】
『動きの投げ入れ』(3人組)
※1人の体に、2人が代わる代わる触れ、
 触れられた人は、その箇所を自由に動かして、いろんな動きをしてみます。
 先月に続いて、連続での実施です。

『ブラインドウォーク』(2人組)
#一人は目を瞑り、パートナーとの指先に伝わる感覚に身を委ね室内を歩く。

<委ねる体験ができたと思う>

<指先だけで、けっこう伝わるものだと思いました>

<初対面の人なので、ブラインドウォークはしんどかったです>

#こちらも癖が出るワークだと思った。
 目を瞑っているときは慎重に歩く傾向の人が、
 誘導する側になると大胆になる場合があるのが面白かった。

『ブラインド私は誰?・握手Ver』
#まずはパートナー同士握手して、手の感触を覚える。
 当てる側は目を瞑っておく。その間にフェイクになる人たちが集まる。
 目を瞑った状態で5人と次々に握手し、
 パートナーの手は何番目だったのかを当てる。

<シンプルで面白かった>

『ブラインド私は誰?・声Ver』
#今度はパートナー同士で「合言葉」として、単語をひとつ決めておく。
 目を瞑った人の周りを、パートナーを含めたを人たちで囲む
 順に発声していき自分のパートナーの声は何番目だったのかを当てる。

<視覚情報への依存って、やっぱり多いですね。体感しました>

<なかなか当てにくい。
普段、視覚にたよって人と接しているんだなあと、つくづく思う>

#これはなかなか当てることができない。
 視覚が遮断された時点で、これまで分かっていたはずの人が、
 とたんに認識できなくなることに気付く。

『トラストフォール』(3人組)
※ひとりが、足の位置は変えずに、体を棒状にして、後ろへ倒れる。
 2人が両手でしっかり支える。
(3人で相談して、可能ならば、倒れる距離を少しずつ長くしていく)

<ちょっと恐かった。こわがりな自分の部分が出たのかも>

『カウントアップステップ』(5人組)
※円陣で、喋らずに実施。
 まず、1人が1歩動く。
 その後、同時に動く人数が2人→3人→4人→5人と増えていくことを目指す。
 1歩のステップは、どの方向でもOK。
 動く人数が、多すぎたり、少なすぎたりしたら、1人からやり直す。

『21』(円陣)
※数字の「1」から「21」までひとり、ひとつずつ声に出していく。
 言う順番は決めない。言うリズムも決めない。
 もし2人以上声が重なってしまったら、「1」に戻ってやり直す。
「21」までいったらめでたく終了!

<ずーっと沈黙が続いた後に、声が重なることが不思議です>

★第4部を通してのふり返り
<ブラインドのゲームは、すべて面白かったです>

<「委ねる」ワークは、わりと得意です。
他の人に任せていても、あまり不安を感じません>

<前に2回「察する・委ねる」テーマのワークに参加した時より、
「委ねる」ということが、少しわかった気がします。
『ブラインドウォーク』『トラストフォール』不安はゼロではありませんが、
少し和らいで取り組めました>


★全体を通してのふり返り
<子供みたいに楽しく過ごせました。ありがとうございます>

<「感じれない」ボクが、少し「感じる」ようになれていると思えたことは収穫でした>

<最後のみんなの感想の時の一言「自分の中に相手がいないと、察することはできない」
が、心に響きました。
まだ無意識な部分はありますが「察する・委ねる」少しわかったような気がします>

<「察する・委ねる」は自分の苦手な部分であるし、必要なスキル(?)だと思っていて、
タイムリーなテーマがありがたかったです>

<異文化間の人同士、背景の違う人同士が、同じ(今日のような)プログラムをしても
難しいだろうなと思いました。
察する文化の発達している(?)日本では、まだやりやすいんでしょうね。
こんなワークを教育に利用したら、とてもいいんじゃないかと思いました>

<「察する」も「委ねる」も、
プログラムの開始前に「目的」を明確にしてから(説明してから)進行すると、
もっと深く理解できるのでは?と思った>

※「研修」のためのインプロならば、そうするべきなのでしょうが、
コモンズは「遊び場」なので、目的を明確にしたくないのです。
お互いが安心して遊べるのであれば、
遊び方は人それぞれでいいと考えています。

<「察する」ためには、何が必要なのか?
自分の意識の中に、相手の存在をきちんと認めていないと、
「察する」ことなんてできない。
「委ねる」ための信頼関係を、今、自分は築けているのだろうか?
とても深いテーマですね。
つまるところ、両方とも「愛」が必要なのでしょう>

※目の前にいる人と、丁寧に関わることが、
 何より必要だと思っています。
 (それが「愛」なのでしょうか?)

#なんとなんと丸6年経過していたようで、来月から7年目に突入!!
 ということをワーク最後の振り返りまで私たちは気づかなかった。
 記念日に疎いスタッフたち。
 変に記念日とかを意識して身構えなくても、
 いつも通りのほうが安心できる場が保てる。
 ある意味「いいかげん」な気持ちのほうがいい気がする。
 いい加減とは「良い加減」ということを以前何かの本で読んだことがあるけれど、
 加減よく程よいバランス感覚を持ち、参加者に合わせた場づくりが出来るように、
 いつもニュートラルな状態を無意識で作り出せている僕たちはスゴイ!!
 と自画自賛しておきます。

<音遊びに興味があります>
※8月26日、ぜひいらしてください。
 今月とは、まったくタイプの違う即興表現を楽しんでいただけると思いますよ!!

※皆さん、アンケートへのご協力、ありがとうございました。

★2012年・今後の開催日とワークショップのテーマ

8・26「音遊び~即興ソングワーク」
9・30「成り切り遊び~インプロを活かしたドラマワーク」
10・28 計画中
11・25 計画中
12・23「即興パフォーマンス体験ワーク&インプロパーティー2012」

原則として、その月の最終日曜日に実施しますが、
12月は、最終ではなく、第4日曜日です。

また即興空間でお目にかかれることを楽しみにしています。

すぅさん こと 鈴木聡之

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プロフィール

インプロinカフェコモンズ

Author:インプロinカフェコモンズ
開放的で、ポジティブで
心地よいコミュニケーション
自分らしい自己表現を楽しむ
ワークショップ

≪今後の日程とワークのテーマ≫


2017年 
10月29日(日)
 「架空の感情表現で遊ぶ」

11月26日(日)
 「インプロパーティー2017」

12月24日(日)
 「妄想で遊ぶ」 
~31日(日)ではなく、
 24日(日)に開催します。

2018年
1月28日(日)
 「察する・委ねる」

2月25日(日)
 (テーマ未定)

3月25日(日)
 「音で遊ぶ」

【ワークショップの時間】
 13:30~18:00

~11月のパーティーは、
 13:30~20:00

【参加費】
 一般 3000円
 学生 2000円
(ワンドリンク&ケーキ付き)

~11月のパーティーは、
 4000円
(ケーキ&お茶/食事&ワンドリンク付き)
 
こちらにもぜひ ↓↓↓
・ランチタイム(12:00~13:00)
  シェフお任せメニュー
  定食750円
  軽食500円

・懇親会(ワークショップ後)
  ※値段は下記参照
 乾杯コース
   500円(1drink)
 わいわいコース
  1800円(1drink+お食事)
 ほろ酔いコース
  2200円(2drink+お食事)
   ※3杯目以降はキャッシュ

★開催場所
カフェコモンズ
http://cafe-commons.com/
〒569-0814
 大阪府高槻市富田町1-13-1
   ウエストビル5階
TEL/FAX: 072-694-3607
MAIL: info@cafe-commons.com

◇アクセス
JR京都線「摂津富田」 または
阪急京都線「富田」より徒歩2分
 大阪・梅田、京都・河原町より
 JRまたは阪急で約25分。
 JR高槻・阪急高槻市の隣駅
 (普通各駅電車のみ停車)

JR「摂津富田」駅と
阪急「富田」駅をつなぐ商店街の、
阪急の線路近く、
ドトールコーヒーや松屋の
向かい側にある、
1階にファミリーマートのある
ビルの5階です。

ファミリーマート横の路地を入って、
すぐ左にあるらせん階段を昇り、
2階から
エレベーターにお乗りください。、

※駐車場はありません。
 お車でお越しの方は、
 近隣のコインパーキングを
 ご利用ください。

◇場所が分からない場合は、
 お気軽にお店にお電話を。
 スタッフがお迎えに
 伺います!!

★定員 先着30名

★お申込みは、
鈴木聡之の携帯まで
yesandyeah@ezweb.ne.jp
080-6598-0878

ランチをご希望の方は、
お申込の際に、
定食、軽食、いずれをご希望かを、
お申し出ください。

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